
フィットネスエクササイズ「ZUMBA(ズンバ)」のイベント「ATAMI de ZUMBA」が4月26日、「熱海ニューフジヤホテル」(熱海市銀座町)で開かれた。
ズンバは、ラテン音楽や世界各国のダンス音楽を取り入れて構成されたフィットネスエクササイズ。現在、世界180カ国以上で親しまれているという。
同イベントは、熱海在住のズンバ・インストラクター・福澤鶴美さんが主催した。国内でズンバの普及活動を行う「Japan Wellness Innovation(JWI)」(神奈川県相模原市)が協力し、熱海で同社初の開催となった。メイン講師として、熱海と湯河原で活動する村山美穂さん、ハワイ在住のカルロス・ウンスエタさん、都内からタミー・マスダさんを招いた。
同イベントには、熱海市内だけでなく、東京やアメリカなどからの参加者も合わせて、小学生から高齢者まで幅広い世代が参加した。告知から数日で定員の90人に達したという。
90分間のイベントでは、各講師が交代でステージ中央に立ち、約2分間の楽曲を流しながら、参加者と共に踊った。ステージには参加者も登壇し、ダンスを通した交流も盛んに行われた。中には、法被や扇子などの小道具を使ったダンスやペンライトを振る「ヲタ芸」を取り入れた振り付けをする参加者も登壇。地域性や日本文化を感じる演出に、会場は熱気に包まれた。
カルロスさんは「熱海はハワイに似ていて美しい」と話し、半年前から来日して全国でズンバイベントを開いている中で、「熱海に来たら東京で見かけた人が、またズンバに参加してくれてうれしい」と喜びを表した。村山さんは「初めて熱海でズンバイベントの運営に携われてとてもうれしい。開催できたのは湯河原と熱海の人たちに支えてもらえたおかげ」と話す。
福澤さんは「ズンバで汗を流した後は熱海の温泉を楽しんでほしい。ホテルなどと連携して、これからもイベントを開催したい」と意気込む。