
一棟貸しビラ「nest Retreat Atami(ネストリトリートアタミ)」(熱海市紅葉カ丘町)がオープンして1カ月がたった。
民家を全面リニューアルして4月20日にグランドオープンした同施設。施設を運営する「nest Resorts(ネストリゾーツ)」(東京都江東区)は、昨年10月にも同町内で宿泊施設をオープンし、熱海市内では2施設目となる。
延べ床面積は139平方メートル。3階建てで、5ベッドルームを含む8部屋を備える。代表の范晶晶さんは「30代以上の人に心地よく過ごしてもらえるような、シックで落ち着いた雰囲気に仕上げた」と話す。リビングには大型のテレビモニターを設置したほか、大画面のスクリーンとプロジェクターを備えた部屋も用意。映画鑑賞やカラオケ、プレゼンテーションなどでの使用を想定しているという。
このほか、2段ベッドを備えたキッズルーム、テレビゲームなどを置く娯楽室、調理器具を備えたキッチンなどを設ける。海を望む庭には、バレルサウナやバーベキュー設備も用意。熱海海上花火大会の時には、バルコニーから花火鑑賞を楽しめるという。
オープン後は家族連れや企業利用、インバウンド(訪日客)の利用が多いという。范さんは「市内の観光スポットを楽しんでもらうのはもちろんだが、当施設内の設備も充実しているので、家族や仲間同士でゆっくり楽しんでほしい」と話す。
宿泊料金は、通常期で1泊2万円~。定員は12人。