不動産会社「ワンストップ」（熱海市中央町）が5月17日、創業10周年を迎えた。

熱海市役所近くに店を構える不動産会社「ワンストップ」（関連画像4枚）

　同社は、熱海・湯河原・真鶴を中心としたリゾートマンションや別荘、移住向け住宅などの情報を扱う。貸別荘事業も展開し、現在は「熱海ドーム山荘」「熱海レインボーヒルズ」（西熱海町）の2棟を運営。新たな貸別荘2棟の開業も予定している。

　社長の永松大知さんは熱海市下多賀出身。大学卒業後、ホームセンター勤務を経て「もっと夢のある大きな物を売る商売をしたい」と、25歳で不動産業界へ転職。13年間の実務経験を積み、2015（平成27）年に独立した。当初は熱海駅前に事務所を構えていたが、事業の拡大に伴い、2019（平成31）年2月に現在の中央町へ移転。スタッフ6人が在籍する。社名の「ワンストップ」は、1つの窓口で土地購入から建築、リノベーション、物件活用までが完結する不動産サービスを目指す永松さんの理念に由来するという。

　10周年を迎え、永松さんは「開業当初は売り上げも芳しくなく苦しい状況が続いた。それでも周り人の支えもあって成長することができた」と振り返る。「この店に来ればなんとかしてくれると思ってもらえる存在でありたい。困ったことを解決してくれる『不動産の駆け込み寺』になれたら。従業員が幸せに働ける会社を目指す」とも。今後については「熱海だけでなく、箱根エリアにも展開していければ。貸別荘事業も、良い物件があれば拡大したい」と意欲を見せる。

　営業時間は9時30分～19時。水曜、第2火曜定休。