
特撮アクション映画「温泉シャーク2」のロケが6月18日、熱海市内で行われた。
昨年7月に全国公開した前作「温泉シャーク」は、温泉地・熱海を舞台に撮影。「温泉×サメ」という独自のコンセプトと硬派な特撮演出で、大きな話題を呼んだ。クラウドファンディングでは1,140万円を調達。全国公開時には、ミニシアターランキング初登場1位を獲得し、全国50館で上映された。東京国際サメ映画祭では観客賞、サメ映画オブザイヤー2024金賞を受賞。フランスやスペインの映画祭でも招待上映されるなど、興行・批評双方で高い評価を得た。
2作目となる同作は、熊本県小国町の温泉街を中心に今月上旬から撮影が始まった。ロケ地となった小国町では、地元の観光協会が協力。100人ほどのエキストラも参加してサメから逃げるシーンなどを撮影したという。
熱海ロケは、長浜海浜公園(熱海市下多賀)での屋外ロケのほか、前作で協力した「みやこ荘」や「味と湯の宿ニューとみよし」を使って撮影を行った。出演キャストやスタッフが参加し、凶暴ザメと人間との戦いをカメラに収めた。今後、都内や福島県須賀川市のスタジオでも特撮シーンを撮影するという。
プロデューサーの「PLAN A」(上宿町)・永田雅之さんは「今回の舞台は熊本だが、熱海でも撮影し、前回よりもさらにスケールアップした映画をお届けできる予定。今回も多くの人に見てもらえる映画にしたい」と力を込める。
公開予定は2026年。監督は前作に引き続き井上森人さんが務める。