
熱海のレストラン「Piesta(ピエスタ)」(熱海市桜木町)が6月22日で2周年を迎えた。
自家製の季節野菜を使ったパスタなども提供する(関連画像8枚)
店主の藤島妃呂子さんが2023年6月にオープンした同店。アメリカで10年ほど生活した後、帰国した藤島さんは、静かな場所で自然を感じてもらいながら食事ができるレストランを開きたいと、繁華街から離れた同所を選んで開業した。店名は、「休息、昼寝」を意味する「siesta(シエスタ)」と、「安らぎ」を意味する「peaceful(ピースフル)」を掛け合わせた造語。「ゆったりとした空気感の中で居心地の良い場所を目指して名付けた」という。
席数は、店内28席、テラス10席。テラス席には、源泉かけ流しの温泉を使った足湯を備え、足を温めながら食事を楽しむことができるようにした。店内は、「木の温もりとモダンなコンクリートを組み合わせたカリフォルニア風のスタイリッシュな内装に仕上げた」という。アメリカンポップアートの大作を飾り、まきストーブのある空間を用意する。
料理は、地元・熱海や伊豆を中心とした旬の食材を使い、黒毛和牛のヒレステーキや地魚のカルパッチョ、熱海産サクラマスのグリルなど、素材を生かしたメニューをそろえる。自家栽培の季節の野菜やハーブを使った料理も提供。ランチメニューは、ピクルスやドリンクをセットにしたパスタ、ピザ、カレー(以上1,980円~)を提供する。
ドリンクは、国産ウイスキーや熱海産クラフトジンのほか、ワインの品ぞろえに力を入れ、カリフォルニアワインを中心にそろえる。店の人気メニュー「フルーツワインゼリー」(1,650円)にも、カリフォルニアワインを使う。
藤島さんは「熱海の中心地からは少し離れているので、熱海の人でもまだ当店のことを知らない人は多いと思う。地元の人も気軽に立ち寄ってもらい、食事や雰囲気、アートを楽しんでもらえれば」と話す。「今後、ワイン会などのイベントも開ければ」とも。
営業時間は、11時~15時、17時~20時30分。火曜定休。