
熱海でSUP(スタンドアップパドルボード)のスクールを運営する「ATAMI SUP」(熱海市東海岸町)が6月20日、熱海サンビーチで富士保育園(同)の年長・年中園児21人を対象に体験教室を開いた。
SUPに乗ったり海で泳いだりして楽しむ園児ら(関連画像8枚)
当日は晴天に恵まれ、気温も高く絶好のSUP日和となった。インストラクターの指導の下、子どもたちはライフジャケットを着用し、浜辺でボードの乗り方のレクチャーを受けた。その後、実際にボードに乗り、座ったり立ち上がったりしながら少しずつ水の上での感覚に慣れていった。最初は緊張していた園児たちも、次第に笑顔を見せるようになり、「楽しい」「もっと乗りたい」と声を上げながら、熱海の海を満喫していた。子どもたちは初夏の海と風を感じながら、海上でのバランス感覚や水上での安全を学んだ。
SUP体験後には、海辺で「サザエ探しゲーム」を行い、園児たちは夢中になってサザエを探索した。隣接する港に移動して行われたスイカ割りでは、笑い声と歓声が港に響いた。活動を終えた後は、ATAMI SUPの施設にある温泉に全員で入浴。海水で冷えた体を温めながら、子どもたちは「気持ちいいね」とリラックスした表情を見せていた。
「ATAMI SUP」代表で同園に子どもを通わせる保護者でもある山口明菜さんは「子どもたちは遊具がなくても自然の中で遊びを考えられる天才。海の楽しさを味わってもらい、この教室をきっかけに家族でも海で遊んでほしい」と話す。