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熱海キコリーズが園児に体験プログラム 間伐やチェーンソーの使い方学ぶ

おもちゃのチェーンソーを使って木の切り方を体験する園児

おもちゃのチェーンソーを使って木の切り方を体験する園児

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 森林保全に取り組むNPO法人「熱海キコリーズ」が6月23日、富士保育園(熱海市東海岸町)で年長・年中園児20人を対象に森林保全を学ぶ教育プログラム「キコリーズ 森の教室」を開いた。

紙芝居で間伐について学ぶ園児(関連画像5枚)

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  同団体は2016(平成28)年に設立され、市有林や民有林の間伐を通じた森林整備などに取り組んでいる。今回のプログラムは、熱海の文化や自然への関心を育む同園の取り組みの一環で開いた。

 初めに熱海キコリーズの花井波実さんが紙芝居を用いて「間伐」の目的と効果を分かりやすく解説。園児からは「森が明るくなる」「木が元気になった」などの声が相次いだ。続いて、同団体の伊藤伸二さんが、間伐したヒノキを実際に紹介。園児たちは熱心に葉や実を観察していた。さらに、おもちゃのチェーンソーを使っての「木の切り方」体験にも挑戦し、遊びを通じて森の手入れを学んだ。

 プログラムは全5回構成で、この日が1回目。10月の4回目では、実際の森へ行き、間伐材を利用したワークショップの開催を予定。11月には、間伐材や木の枝を使ったクリスマスオーナメント作りにも挑戦する。花井さんは「プログラムを通して子どもたちには、森の活動を楽しく学んでもらい、森に対する良いイメージを持ってもらえれば」と話す。

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