
花を境内に飾るイベント「今宮花結び」が6月28日、今宮神社(熱海市桜町)で始まった。
今宮神社と西部地区町内会長連合会が主催する同イベント。地域のにぎわい創出を目的に、熱海在住の元テレビプロデューサー・王東順さんが企画した。
同神社では普段から手水舎(ちょうずや)に花を浮かべる「花手水」で参拝者を迎えていて、「今宮花結び」はその大型版に当たる。今回は本殿前の敷地に、縦150センチ・横60センチの水盆を12枚設置。1枚につき約80本の花を生け、境内全体で約1000本が咲き誇るように演出する。アジサイやバラ、ヒマワリなど色とりどりの花が、まるで花畑のような光景をつくっている。
28日11時からは神事や花飾り入れ式も行われ、集まった住民らがコチョウランを盆に加えて彩りを添えた。同神社の泉明寺みずほ宮司は「結ぶという言葉には、人と人、心と心、お金と縁などさまざまな良い物を結ぶ意味が込められている。色とりどりの花に囲まれた華やかな境内になった。心癒やされ、神様の御神徳を頂けることを祈念する」と話す。
期間中は関連行事も複数予定している。7月3日には「祈りの夕べ」として巫女(みこ)舞やLEDキャンドルの点灯、7日には七夕まつりを行う。会場では「花咲くみくじ」の頒布、コーヒーや紅茶の販売、ササに願い事を書いた短冊を飾る催しも行う。
今月7日まで。