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熱海の「岡田薬局」がチョコミントアイス「あたみんと」 ハッカ油で爽快感

チョコミントアイスクリーム「あたみんと」の販売を始めた「岡田薬局」の岡田さん(左)

チョコミントアイスクリーム「あたみんと」の販売を始めた「岡田薬局」の岡田さん(左)

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 熱海市役所前の薬局「岡田薬局」(熱海市中央町)が7月26日、薬剤師の発想で開発したご当地チョコミントアイスクリーム「あたみんと」の販売を始めた。

「ホワイトチョコミント」と「ショコラミント」の2種類を販売する(関連画像3枚)

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 「あたみんと」は、薬剤師が業務で日常的に使う「ハッカ油」から着想を得たアイスクリーム。代表の三井敦さんが、薬局として地域に貢献する新たな方法を模索する中で、「観光地・熱海を訪れる人の思い出になるような意外性のある商品を」と開発に踏み切った。製造は、伊東のジェラート専門店に委託。納得する味になるまで試行錯誤し、構想から3年かけて商品化したラインアップは、白い見た目と強いミント感が特徴の「ホワイトチョコミント」と、濃厚なチョコに優しくミントが香る「ショコラミント」の2種類。

 「ホワイトチョコミント」は、静岡県産の牛乳を使ったミルクベースにハッカ油を組み合わせ、爽快感とこくを両立させた。三井さんによると、いわゆる「チョコミン党」と呼ばれる愛好家向けの仕上がりで、白い見た目も話題性を狙っているという。「ショコラミント」はペパーミントを使い、チョコレートのこくとバランスよく調和させることで、ミント初心者にも食べやすい味わいにしたという。

 「あたみんと」の世界観を表現する公式キャラクター「みんくま」もデザインした。凍ったハッカの葉を抱えた白熊の姿で、チョコミン党の親善大使として、スプーンやステッカーなどのオリジナルグッズにあしらう。

 今後は、「あたみんと」を主力とした専門店の出店や、10種以上のフレーバーをそろえるオリジナルミントアイスの開発、熱海市のふるさと納税返礼品としての登録など、幅広い展開を予定する。三井さんは「2021年に薬局を事業承継し、地元出身ではない自分を温かく迎えてくれた地域への感謝の気持ちから、恩返しがしたかった。『あたみんと』が熱海をさらに元気にするきっかけになれば」と話す。

 いずれも91ミリリットル入りで、価格は699円。営業時間は9時~18時(土曜は16時まで)。日曜・祝日定休。

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