
夏休み特別企画「自然とSDGsを学ぶ!怪獣イラスト教室」が8月18日、起雲閣(熱海市昭和町)で開かれた。主催は熱海市と熱海観光局。
未活用魚や自然農法野菜を使った地産地消の食事(関連画像3枚)
環境問題に取り組む「未来創造部」(渚町)、怪獣映画祭などのイベントを手がける団体「熱海怪獣映画祭」(和田町)が協力。市内の小学生66人が参加し、イラスト教室や食事を通して持続可能な開発目標(SDGs)の視点で海洋問題やフードロスの問題などを学習した。
第1部では、未来創造部副社長の光村智弘さんが、「熱海の海や森、未来のためにできること」をテーマに講話した。特別授業では、未来創造部ユースチームで「おさかなアートクリエーター」としても活動する高校生・鈴木翔太さんが、海洋問題をテーマにしたイラストを紹介。「絵を描くことから海洋問題を考えるきっかけにしてほしい」と話した。
第2部のランチタイムでは、イサキの唐揚げや野菜のみそ汁などが提供され、未活用魚や自然農法野菜を使った地産地消の食事を通して、「地球に優しい食」について学んだ。
第3部では、「熱海怪獣映画祭」にも携わるデザイナー・大西幹治さんが講師を務めて「怪獣イラスト教室」を開いた。「未来の地球を守る怪獣」をテーマに、子どもたちは思い思いの怪獣を描いた。
光村さんは「ごみ問題にあまり意識がなかった子どもたちがイベントを通して興味を持ってくれた。自分たちでできることを自発的に発言してくれたのがうれしい。今後も、環境問題を自分事として考えてもらえれば」と話す。