「熱海GARLIC食堂Dottimo(ドッティーモ)」(熱海市咲見町)が4月11日、オープンした。
熱海の有名干物店から仕入れた干物を使う「干物ガーリックライス」(セット)(関連画像9枚)
ニンニクを使った多国籍料理を中心に提供する同店。医師の後藤直樹さんが都内の飲食店と併せて経営する。熱海への出店に当たっては、親交のあった小桧山茂雄さんと伊藤裕司さんに声をかけたという。小桧山さんは店長を務める。イタリアンレストランで働いてきた経験からシェフを務める伊藤さんは「イタリアンでよく使う食材の一つでニンニクに特化した店にした」と話す。
店舗面積は約16坪。席数は、カウンター=9席、テーブル=12席。テラス席も用意する。元飲食店を改装し、オープンキッチンで明るく開放的な雰囲気を演出したという。
ニンニクについて、伊藤さんは「マイルドな物から香りが強い物まであり、料理に合わせて使い分けている」と話す。看板メニューのガーリックライスは、熱海の干物店「干物屋ふじま」(網代)から仕入れた干物を主に使う「干物ガーリックライス」(1,650円)、5種類の魚介を使った「海鮮ガーリックライス」(1,850円)など。各350円増しでスティックサラダ、スープ、ドリンクをセットする。
アラカルトメニューは、「ホクホク青森産にんにくの丸揚げ」「干物DEポテサラ」(以上650円)、「干物NOアヒージョ」(850円)、「熱海のお魚フリット~ガーリックチーズソルト~」(950円)、「牛ハラミガーリックステーキ」(1,500円)など。日替わりメニューも用意する。
ドリンクは、生ビール、サワー、カクテル、ワインなどをそろえる。小桧山さんは「スパークリングワインや生フルーツソーダ、緑茶ハイなど、口をさっぱりさせるようなドリンクも用意している」と話す。
「ガーリックライスを知っていても普段はあまり食べない人が多いと思う。干物など海産物との組み合わせは相性が良いので、味わってもらえれば」と伊藤さん。小桧山さんは「熱海の名物料理になればうれしい。観光客にも喜ばれ、地元の人にもゆっくり使ってもらうことで、地域に根付いた店にしていきたい」と話す。
営業時間は11時~20時。火曜定休。