熱海秘宝館(熱海市和田浜南町)が1月20日、新アトラクション「熱海砦(とりで)と秘宝御殿」を公開した。同館にとっては初となる、ウェブ動画と館内での体験が連動する参加型アトラクションとなる。
新アトラクションの導入は、同館の「電脳化計画第1弾」。今回のアトラクションは「熱海砦と秘宝御殿」と名付け、「徳川家康の最後の黒歴史」の謎解きをしながら館内を巡るもの。同館のホームページで導入の動画とオリジナルノベルを公開し、その続きを館内に設置した4つのチェックポイントにあるヒントを手掛かりにして謎解きを行う。正解すると売店で「スペシャルコンテンツカード」を進呈する。
新アトラクションの導入に当たっては、約1年前から企画・制作を進めてきた。熱海にゆかりの深い徳川家康をモデルに、「秘宝館らしいエロチシズム」を加えた完全オリジナルのストーリー。同館担当者は「ウェブとの連動したアトラクションは秘宝館では初めての試み。ウェブの動画で関心を持っていただき、コロナが収まったら実際に来館して楽しんでもらえれば」と期待を込める。「これは『電脳化計画』の第1弾。この先、2弾、3弾も計画中。さらに2年後の予定で、館内の大幅リニューアルも計画している」とも。
熱海秘宝館は1980(昭和55)年に開業した「大人が楽しむエンターテインメント施設」。1970~1980年代には全国各地にあった秘宝館だが、現在は同館が最後の「明るいエロチシズム」を提供する秘宝館となっている。
開館時間は9時30分~17時30分。