熱海市役所近くの「Craft Beer & Oyster 熱海の麦酒(ビール)屋」(熱海市中央町)が6月1日、リニューアルオープンした。
2019年10月、「Craft Beer Cafe 熱海の麦酒屋」として開店した同店。クラフトビールのおいしさを多くの人に知ってもらいたいと、クラフトビール会社やビアパブで経験を積んだ店主・水谷治雄さんが経営する。「伊豆の国ビール」「沼津クラフト」など地元のクラフトビールのほか、全国のビールを入れ替わりで8種類ほど提供しているという。昨年12月からは「熱海の昼食(ランチ)屋」としてランチタイムも営業し、熱海・網代産の干物を使った定食などを提供する。
リニューアル後は、ディナータイムの業態をカキのメニューを提供する「オイスターバー」に変えた。リニューアルの経緯について、水谷さんは「10年ほど前に都内のオイスターバーで共に働いていた猪瀬光さんが、シェフとして当店に入ってくれたことがきっかけ」と話す。「猪瀬さんの経験を生かし、熱海では珍しい本格的なオイスターバーを開きたかった」とも。
カキは、北海道厚岸町の越野水産から直送してもらうほか、全国から旬の物を仕入れ、毎日4~6産地のカキを用意する。生ガキや焼きガキとして1ピース660円から提供。「牡蠣(カキ)フライ」「牡蠣屋の牡蠣餃子(ギョーザ)」(以上880円)、「牡蠣のクリームコロッケ」(980円)、「牡蠣屋の焼きナポリタン」(1,540円)など、猪瀬さんが腕を振るうカキ料理も提供する。
水谷さんは「カキ料理に合うクラフトビールもそろえた。地元産ソーセージや『ハイパー干物クリエーター』として有名な藤間義孝さんが作る干物などビールに合う料理もあるので、観光客や熱海の人に気軽に使ってもらいたい」と話す。「当初、ビール醸造場を作るための足がかりとして始めた店。シェフが入ったことで自分が動けるようになったので、来年の夏には醸造場を開設して熱海のクラフトビールを作りたい」とも。
営業時間は、ランチタイム=12時~15時(月曜・木曜定休)、ディナータイム=15時~23時(月曜・最終火曜定休)。