熱海市の地域おこし協力隊員・豊田潤二郎さんが管理するユーチューブチャンネル「熱海のAD…たまにD」が6月24日、30本目となる動画を公開した。
30本目の動画「南熱海ってイイネ!網代/BUSHI MESHI」(関連画像4枚)
お笑い芸人として活動した後、都内のケーブルテレビ会社に入り番組制作に携わった豊田さんは昨年10月、面接などを経て19人の応募者から選ばれ石原加央里さんと共に熱海市初の地域おこし協力隊員として着任。2人は市内に移住し、市のテレビ番組ロケ支援事業「ADさん、いらっしゃい!」などを通して熱海市のプロモーション活動に取り組むほか、SNSでの情報発信などを行っている。
同チャンネルは着任後すぐに豊田さんが開設。1本目の動画を1月に公開した。ディレクター(=チャンネル名の「D」)として、企画や撮影、編集を1人で行う。30本目として公開した動画「南熱海ってイイネ!網代/BUSHI MESHI(ブシメシ)」は、豊田さんが注目する南熱海にある店を紹介。「実際に熱海に住んでみて気付いたテレビで紹介されない魅力的な店や場所などの情報も発信することで、ロケの誘致につなげたい」と豊田さん。「熱海市全域が注目されるようになってほしい」と話す。
動画で紹介した店が、実際にテレビ番組の取材につながったこともあるという。豊田さんは「これまで市としてできていなかった情報発信に積極的に取り組んでいきたい。にぎわいのある商店街だけでなく、南熱海や伊豆山、豊かな自然環境など、あまり紹介されてこなかった熱海の魅力も届けていければ」と意気込む。