かつお節ご飯や刺し身などを提供する飲食店「BUSHI MESHI(ブシメシ)」(熱海市網代)が7月3日、オープン1周年を迎える。
1926(昭和元)年創業の削り節製造業「丸藤」が、網代の魚食文化や削り節技術を発信しようと昨年開いた同店。メニューは客の目の前で0.02ミリの厚さに削ったかつお節をご飯にのせた「ほやほや削りごはん」や「お茶漬け」、「おむすび」などを用意する。店内の鮮魚直売所と連携し、網代港で水揚げした鮮魚などを盛り付けた「本日のお刺し身」や「季節の焼き魚」なども提供する。
通常は都内の日本料理店やホテルレストラン向けの業務用商品の卸売が中心の同社だが、店内ではかつお節やさば節などの家庭用商品も販売している。
1周年に当たり、7月1日から記念イベントを始めた。網代名産の旬のアジを味わってほしいと、「あじフライ」「あじのたたき」(以上400円)を提供。店内で2,000円以上購入の客に「削りたてのかつお節」「ラー油きくらげ」「子持ちきくらげ」の中から1点を進呈する。7月31日まで。期間中の火曜・金曜には、予約制で「削り器体験イベント」も行う。
同社の藤田昌弘社長は「スタッフとお客さまの支えがあって1周年を迎えられた。これからも和食の味の原点ともいえるかつお節を作る事業を通して、日本の伝統的な食文化を発信していきたい」と話す。
営業時間は10時~14時30分(物販は9時~16時)。土曜・日曜定休。