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熱海に「萬福楼 熱海の肉饅。」 台湾の食堂をイメージ、飲茶など提供

「萬福楼 熱海の肉饅。」をオープンした清水智一さん・薫さん

「萬福楼 熱海の肉饅。」をオープンした清水智一さん・薫さん

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 飲茶バー「萬福楼 熱海の肉饅(にくまん)。」(熱海市咲見町)が8月8日、オープンした。

話題となっている「痛車」(関連画像5枚)

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 東京・蒲田で肉まんなどを卸しやキッチンカーで販売している清水智一さん・薫さん夫婦が店主を務める同店。2人は、2021年に「蒲田の豚まん。」の屋号でキッチンカー販売を始め、都内を中心にイベント会場や競馬場などを回ってきたという。薫さんは「オタク文化の残る蒲田に合わせて、車体にオリジナルデザインでアニメ絵を描いた『痛車』が話題となり、出店の引き合いも多い」と話す。

 熱海での出店の経緯については、「熱海は好きな街なので、数年前に卸しの拠点となる場所を市内に確保していた。いずれ熱海で出店もしたいと考えていたところ、ちょうど良い物件が出てきたので実店舗をオープンすることにした」と振り返る。店舗面積は約17坪。席数はカウンター9席。台湾のローカル食堂をイメージしたという店内は、コンクリート打ちっ放しの壁や天井をそのまま残し、ちょうちんなどでシンプルに装飾した。智一さんは「あえて飾り気なく、気軽に立ち寄ってお酒を飲みながら飲茶(ヤムチャ)をつまんでもらえるような雰囲気にした」と話す。

 フードメニューは、豚肉とタマネギだけを具材に使ったという看板メニューの「肉饅」、こしあんにごま油の風味を生かした「あんまん」(以上、小=280円、大500円)をはじめ、「ジャンボ焼売(シューマイ)」(250円)、「小籠包(ショウロンポウ)」(2個380円)など。「餃子(ギョーザ)ドック」「薬膳スープ」「台湾ソーセージ」(以上500円)なども用意する。ドリンクメニューは、台湾ビールや青島ビール、紹興酒、マンゴージュースなどをそろえる。

 「あんまん小サイズは、あたみ桜をイメージしたピンク色の皮にした。地元食材を使ったメニューの開発にも積極的にチャレンジしていきたい」と智一さん。今後については、「まだオープンしたばかりなので、メニューのレパートリーを増やしていきたい。店もまだ完成形ではなく、昼営業や週末の営業などを状況を見て判断したい。地域とコミュニケーションを取って、地元に根差した店にしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~22時。土曜・日曜定休(9月から。8月中は不定期営業)。

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