「第3回熱海怪獣映画祭」の内容が発表され、2月27日、前売りチケットの販売が始まる。

「第3回熱海怪獣映画祭」

　同映画祭は3月12日～14日の3日間、ホテルニューアカオ（熱海市熱海）や国際観光専門学校熱海校（中央町）などを会場にコンサートや怪獣映画の上映などを開催する。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、オンラインの配信も行う。関連イベントとして、「新怪獣お絵かきコンクール」の街頭展示、市内飲食店による「怪獣応援メニュー」の提供などで映画祭を盛り上げる。

　コンサートは「ゴジラ伝説 熱海絶対防衛ライブ フェーズ2～楽園の守護者」のタイトルで3月12日、同ホテルで開催。映画は「総天然色ウルトラQ」「怪獣の日」「全国自主怪獣映画選手権 熱海傑作選2021」（以上13日）、「怪獣少年85歳 出雲へ」「キングコング対ゴジラ」「劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします！」（以上14日）などを国際観光専門学校熱海校で上映する。

　主催する一般社団法人「熱海怪獣映画祭」代表理事の永田雅之さんは、見どころについて、「前回好評だったコンサート『ゴジラ伝説』は、さらにチャラン・ポ・ランタンさん、マリアンヌ東雲さんを迎え、会場も熱海市街を一望できるホテルニューアカオの15階宴会場サロン・ド・錦鱗で行う。昭和レトロ感あるゴージャスな熱海を感じる空間でのコンサートは見もの。ネット配信も行うので、来場できない方々も楽しむことができる。配信の特典映像として、井上誠さん、伊藤和典さん、熱海芸妓（げいぎ）・冴月さくらさんによる熱海怪獣街歩き映像も見どころの一つ」とアピールする。「映画の上映作品は、ゴジラやウルトラシリーズのメジャー作品に加え、若手の怪獣映画の担い手が作った作品が勢ぞろいする。併せて、怪獣造形のレジェントである村瀬継蔵さんのドキュメンタリー番組を、怪獣映画祭特別バージョンで上映する」とも。

　13日には関連イベントとして、トークショー「『熱海を怪獣の聖地に』って実際にどうなの？」、熱海を舞台に撮影された映画「熱海モンスター」の上映会も市内の宿泊施設などで行い、市内が「怪獣一色」に染まる。

　熱海怪獣映画祭は、怪獣映画や特撮映画の撮影地だったことから、「熱海を怪獣の聖地に」という掛け声の下、2018（平成30）年から行われている。永田さんは「コロナ禍で熱海でのイベントもほとんどが中止になっている。映画祭も感染症対策を取った上での開催とはなるが、参加できない方も声援を送っていただければ。『怪獣はコロナに負けない』くらいの意気込みで頑張る」と意気込みを見せる。