熱海を中心に活動するアーティストや団体の作品・パフォーマンスを披露するアートイベント「熱海芸術祭2024」が10月1日、熱海市内各所で始まる。

過去の「熱海怪獣映画祭」の様子（関連画像4枚）

　古くから芸術家や文豪らが訪れて保養地や創作活動の拠点を置いていた熱海で、音楽祭や映画上映会、アーティストの作品展示などが繰り広げられる。

　街を散策しながら多彩な作品を鑑賞するアートイベント「ATAMI ART EXPO 2024」は、一足早く9月15日に開幕する。9月25日～27日はメイン会場となる起雲閣（昭和町）でイベントを行うほか、期間中、市内7カ所のサテライト会場でも作品展示やワークショップを行う。10月31日まで。

　「第6回熱海未来音楽祭」は10月12日～14日に、「第7回熱海怪獣映画祭」は10月26日～27日に、それぞれ開かれる。熱海未来音楽祭は、熱海在住の音楽家・巻上公一さんがプロデュースし、毎年市内の路上で繰り広げられるライブパフォーマンスが見どころの一つ。「熱海を怪獣映画の聖地に」を合言葉に2018（平成30）年に始まった熱海怪獣映画祭は、市内宿泊施設で怪獣映画の上映を行うほか、キッチンカーが出店する「熱海怪獣ビール祭り」を開く。

　11月2日～12月1日は「ATAMI ART GRANT 2024」を開催。50組のアーティストが「ATAMI ART VILLAGE」（熱海）をはじめ、市内各所に作品を展示する。昨年は20万人の来場者数を記録。アーティストと住民との交流も目指す。

　11月13日～25日は、生前に熱海に住んだ童話作家・福永令三さんの作品を展示する「クレヨン王国ワールド2024」が、旅館「新かどや」（小嵐町）で開かれる。今回は、中国での刊行を記念して中国語版原本などの展示も行う。

　12月1日まで。