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MOA美術館で伝統工芸イベント 工芸品を器に使った食事会も

日本の伝統工芸の魅力を語る宮田さん(右)

日本の伝統工芸の魅力を語る宮田さん(右)

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 イベント「Kogei Dining(工芸ダイニング)2024 -工芸・食・芸能-」が11月9日~12日、MOA美術館(熱海市桃山町)で開催された。主催は、MOA美術館、日本芸術文化振興会、文化庁。

展覧会「光琳 国宝『紅白梅図屏風』×重文『風神雷神図屏風』」(関連画像5枚)

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 工芸作家との交流や食事を通じて、日本の伝統工芸の美しさを体験してもらおうと企画した同イベント。

 初日の9日は、19人が参加して工芸作家の卓話、伝統工芸品を食器として使った食事会などを楽しんだ。卓話には、元文化庁長官で金工作家の宮田亮平さんが登壇。伝統工芸について、示唆に富んだ話を繰り広げた。宮田さんは「日本の伝統工芸の魅力は、土や金属など素材を大切にすることに加え、工芸品を実際に使ってもらうことを大切にしていること。グラスの素材が異なることで味に違いが生まれるように、五感によっておいしさも変化する。使って楽しめることが日本の工芸の素晴らしさである」と話した。

 食事会では、季節の食材を使った日本食を、庄村久喜さんら工芸作家の作品に盛り付けて提供した。館内の「THE SHOP」では作品の展示販売も行い、参加者は伝統工芸と食の技を体験した。参加者たちはこのほか、人間国宝・坂東玉三郎さんの舞踊や、展覧会「光琳 国宝『紅白梅図屏風(びょうぶ)』×重文『風神雷神図屏風』」も鑑賞した。

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