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熱海の兼業農家がレモン初収穫 3年越しの成果、6次産業化も見据え

山本さんが初収穫したレモン

山本さんが初収穫したレモン

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 熱海の兼業農家・山本敦志さんが運営する農園「yamamoto lemon garden」(熱海市上多賀)で現在、初収穫になるレモンの出荷が続いている。

黄色く実ったレモン(関連画像2枚)

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 青果卸「伊豆青果食品」(昭和町)で専務を務める山本さん。取引先などからの地元食材を求める声に応えようとレモンに着目した。同社で働きながら農家として独立し、2021年に農地を取得して畑作りを始めた。

 農園の面積は約4700平方メートル。30年ほど放置されていた農地は、木や草が生い茂った状態だったという。山本さんは「木の伐採や草刈り、石垣や水路整備、害獣避けのフェンスの設置など、土木業者に協力してもらいながら、半年かけて農地を整備した」と振り返る。

 2022年春から、リスボンとビアフランカを中心に5品種約100本の苗木を植え付け、JAの営農指導を受けながら育てたレモンを昨年12月に初収穫。本年度は約300キロの収穫を見込む。

 「見た目が悪いので今回は加工用が中心。卸し先の意見をもらいながら、来年度の栽培に生かしたい」と山本さん。今後については、「元々、農業に興味があったので始めたが、思っていた以上に苦労も多く、もうからないことが分かった。作業は好きなので、もっといいレモンを収穫できるよう改善していきたい。6次産業化も見据え、将来的には規模を大きくしていければ」と力を込める。

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