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MOA美術館で歌川広重の展覧会 作品と現在の風景を比較展示

展覧会「広重 EDO×TOKYO 今と昔」を鑑賞する来場者

展覧会「広重 EDO×TOKYO 今と昔」を鑑賞する来場者

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 MOA美術館(熱海市桃山町)で3月14日、展覧会「広重 EDO×TOKYO 今と昔」が始まった。

作品を解説する同館オリジナルのデジタル映像も(関連画像3枚)

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 江戸時代後期の浮世絵師・歌川広重の作品を展示する同展。東海道の宿場を描いた代表作「東海道五十三次(保永堂版)」、江戸の街並みを描いた「名所江戸百景」、日本各地の名所や風景を描いた「六十余州名所図会」など67点を展示する。

 東海道五十三次で評価を得た広重には、多くの版元から風景画の依頼が入り、広重が手がけた江戸や近郊の名所絵は1000点を超えるといわれる。30代後半から50代初めにかけては全国各地の風景を描き、特に「六十余州名所図会」は江戸を含む全国69カ所の名所を取り上げたシリーズとして人気を誇る。

 今回、作品に描かれた場所の現在の風景を撮影した写真と並べて展示するとともに、同館オリジナルのデジタル映像でも一部を動画で紹介する。

 同館広報担当者は「作品と現在の風景を比較して見てもらい、作品の魅力を感じてほしい。広重の作品には当時の人間模様を感じさせるものが多い。人物のストーリーにも想像を巡らせながら鑑賞してもらえれば」と話す。

 開館時間は9時30分~16時30分。木曜休館(3月20日は開館)。観覧料は一般1,760円ほか(4月1日から一般2,000円ほか)。4月22日まで。

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