
高級パフェ専門店「メゾンドパルフェ 十全十美」(熱海市田原本町)が4月5日、新商品「十糸(ジュシュ)」の販売を始めた。
「十糸」は、ガナッシュモンテと自家製ジェラート、季節の果物、ジュレなど8素材を組み合わせたパフェ。深蒸し茶をセットして提供する。同店を運営する古屋旅館(東海岸町)の内田宗一郎社長は「オープンから1年で、たくさんのお客さまに来店してもらえた。より多くの人にパフェの魅力を伝えたいと、半年ほど前から企画して開発を進めてきた」と話す。価格は1,980円。2,000円台~3,000円台が中心だった従来のパフェよりも抑えた。
ガナッシュモンテとは空気を含ませて軽やかに仕上げたチョコレートベースのクリームのこと。注文を受けてから、素材を盛り付けたグラスに専用の機械を使って絞り出す。内田社長は「ガナッシュモンテは固さの調整に苦労した」と話す。イチゴ「紅糸(べにいと)」、抹茶「翠糸(みどりいと)」、黒ゴマ「薄墨糸(うすずみいと)」など10種類を用意する。
ジェラートは「伊豆の宝石ダイヤマンゴーと静岡柑橘(かんきつ)」「静岡いちごときび糖」、アルコール入りの「ミルキーシャンパーニュ」など5種類を用意する。
注文時には、ガナッシュモンテとジェラートを好みで組み合わせてもらう。組み合わせは50通りになる。内田社長は「味はもちろん、見た目と選べる楽しさも提供したい。ガナッシュモンテとジェラートは種類を増やすことも可能で、広がりに期待できる」と話す。「既存のパフェも変わらず提供していく。非日常を感じられるパフェを訴求していきたい」とも。
営業時間は11時~16時30分。