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熱海駅前平和通り商店街をドローン撮影 Uターンのクリエーターが動画制作

ドローンで撮影した動画を視聴する平和通り商店街関係者

ドローンで撮影した動画を視聴する平和通り商店街関係者

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 熱海駅前の平和通り商店街をドローン撮影した動画がこのほど完成し、4月9日、撮影を行った商店街の一角で商店街関係者にお披露目された。同日、同商店街のインスタグラムでも公開した。

ドローンで撮影した商店街の動画の一部(関連画像4枚)

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 動画は、長さ約250メートルの商店街をドローンに付属したカメラなどを使って市内在住のデジタルクリエーター・山崎拓人さんらが撮影し、編集。2分13秒の動画には、俯瞰(ふかん)で撮影した早朝の商店街の様子や開店準備をする店員の姿、商店街を行き交う観光客などを収めた。

 山崎さんは、「普段見ることができない熱海の姿を発信したい」と、ドローンを使った撮影を企画。商店街関係者に話を持ちかけて実現した。商店街は市道であるため、市役所と警察署に申請して許可を得た。人とドローンとの接触事故を避けるため、人通りの少ない早朝に撮影。日の出時間が早く、早朝でも明るい夏場を選び、昨年7月・8月に撮影したという。

 山崎さんは「商店街のドローン撮影は自分にとって挑戦だったが、商店街の人たちに協力してもらい、思い通りの動画を撮影することができた。商店街から駅に抜けるシーンがうまく撮れたと思う」と話す。

 動画を視聴した同商店街の土産物店店主の高橋一考さんは「ドローンを使うことで自分たちでは撮れない画角で商店街の様子や魅力を映してくれた。この時代の商店街を映した貴重な記録になる」と話す。

 熱海出身の山崎さんは高校卒業後、IT系の専門学校に入学。卒業後は都内の会社でドローンのパイロットやドローン操縦を教える講師として活動してきた。3年前にはドローン操縦のための国家資格も取得。4月に熱海にUターンし、現在はフリーで動画制作や写真撮影などを行っている。山崎さんは「これまでに熱海の初日の出や来宮神社などをドローンで撮影してきた。チャンスがあれば海上花火も撮影したい。これまで培ってきた技術を観光地・熱海で生かしたい」と力を込める。

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