
「第2回熱海カラオケグランプリ」が5月6日、音楽スペース「123MUSIC」(熱海市伊豆山)で開かれた。
「歌でつなぐ世代間交流プログラム」をコンセプトに、カラオケを通じて交流を深め、地域コミュニティーを活性化することを目的に、ボイストレーナー・田中直人さんらが組織する実行委員会が主催。2回目の開催となった今年は雨天のため、予定していた親水公園(渚町)から「123MUSIC」に会場を変更した。
当日は、2月から開かれた予選会を通過した90組とVチューバー10組が出場。地元在住の小学生からシニア世代まで、幅広い世代の参加者が自慢の歌声を披露した。出場者の中には、自作の衣装で登場する人や、ダンスを交えたパフォーマンスを見せるグループもあり、会場を沸かせた。
グランプリには、長野県から参加した「Jar-G(ジャジィ)」さんが選ばれた。清水翔太さんの「花束のかわりにメロディーを」を披露し、観客から大きな拍手を集めた。「Jar-G」さんは「昨年はファイナリストに選ばれず、悔しい思いをした。今回はリベンジできてとてもうれしい。また熱海に遊びに来たい」と笑顔で話した。
準優勝には漁師まるちんさんが、3位には銘苅樹さんが輝いた。熱海賞は地元出身の曽根紫陽美さん、たーなー賞は小学生の亀井咲良さんが受賞した。入賞者には、副賞として「熱海パールスターホテル」宿泊券や地元飲食店の食事券など、総額約84万円相当の賞品が贈られた。
「123MUSIC」代表で実行委員長の田中さんは「皆さんからパワーをもらった。伊豆山にも歌声のパワーが届いたはず。世代を超えて交流するイベントにできた」と話す。