熱海を中心に移動販売のカフェを経営する「cafe lacicu(カフェ ラシク)」が10月30日~11月1日の3日間、ホテル「ニューウェルシティ湯河原」(熱海市泉)に期間限定で出店した。
普段は長浜海浜公園(熱海市上多賀)で毎月開催している「ながはま特設市」や、熱海市内のイベント等に出店している同店。今回は同ホテルの支配人と意気投合したことから、ホテル入り口に移動カフェを出店することになったという。
メニューは「有機栽培珈琲(コーヒー)」(350円)のほか、熱海で栽培されたダイダイを使った「だいだいハイボール」「だいだいサワー」(以上500円)など。オープンカフェということもあり、「寒い季節には温まってほしい」と熱海産の梅などを使った「自家製熱海のホットジュース」(400円)や「だいだいホットワイン」(500円)も用意した。
店主の佐竹純一さんは「コロナの影響でホテル館内のイベントができなかったり、街のイベントも中止になったりした。観光客と地域の人が交流するきっかけにもしたい」と出店のいきさつを話す。
10月31日は同ホテル近くで「湯河原2020ハロウィン花火」が開催された。佐竹さんは「今後も、3密対策と地域の活性化を両立しながら、このような事例をつくっていきたい」と意気込む。