熱海芸妓(げいぎ)置屋組合が4月24日、熱海芸妓公式キャラクター「熱海 まめっこ」のLINEスタンプをリリースした。
リリースしたスタンプは計16個。まめっこのキャラクターデザインを担当した、地域プロデュース事業を展開する「峰」(熱海市紅葉ガ丘町)がデザインした。さまざまな表情のまめっこに「おまちしております」「ありがとうございます」「だーいすき」といった言葉をあしらう。同組合の広報担当で、芸妓の豆一(まめかず)さんは「大変かわいいスタンプになった。お客さまに送っても非常に評判がいい」と笑顔を見せる。「特にお気に入りは『うれしいです』のスタンプ。愛くるしい表情で、お茶目な感じが出ている」とも。
打ち合わせをしていく中で特にこだわったのは、「かわいさを出しながら、芸妓らしい言葉遣いにすること」だという。「当初は泣いているまめっこには、はやりの『ぴえん』という言葉をあしらったが、芸妓らしさを大切にして『ごめんなさい』に変更した」と説明する。まめっこのキャラクターコンセプトである「時々怒ることがあり、怒るとすごく怖い。でもとってもお茶目でかわいく、とにかく人を楽しくさせることが大好きな女の子」に仕上がったと太鼓判を押す。
3月からまめっこのオリジナルグッズの販売も開始した。豆一さんは「グッズもかわいいと好評。売店でお孫さんに買っていくお客さまも多いと聞く。たまたま街を歩いている子どもがまめっこのマスクをしている姿を見て、うれしくなった。まめっこのことをたくさんの人に知ってもらって、熱海に馴染んでいけば。熱海のお土産として定着してほしい」と期待を込める。
季節ごとに新商品を追加していく予定で、ネット販売も準備中だという。LINEスタンプは、まめっこの着物バージョンや浴衣バージョンなど第2弾も計画している。着ぐるみは6月には完成予定で、「着ぐるみの踊りの稽古もして、イベントなどへの登場に備えていきたい」と意気込みを見せる。
スタンプはLINEスタンプ「クリエイターズ」で販売する。価格は120円。