ギャラリー「Article Atelier & Gallery」(熱海市桃山町)で5月1日、企画展「キモノとコモノ」が始まった。
1日にオープンした同ギャラリーでは、こけら落としとして企画展「キモノとコモノ」を開催する。8人の作家が作る着物に合わせる小物を展示販売するほか、着物を着用しての町歩き、着物女優・こばやしあきこさんとデザイナー・緑川ミラノさんのトークショー、ワークショップなどを行う。
出展作品と出展者は、フリーハンド・デザインの帽子=「MIYAKO GODO」、伝統的な技法で作る創作張り子面=「秋津屋」、ステンドグラス製帯留め=「plait」、プリザーブドフラワーの髪飾り=「Ryoko Tamada」、和洋デザインのコルセット=「Baby Doll Tokyo」、革足袋・革帯・バッグブランド=「HAL」、デコレーションげた・草履=「Machiko Sentou」、古布や和紙をコラージュした一閑張り=「ID」。期間中、オンライン販売も行う。
主催者の辻谷朱美さんは、3年半前に熱海に移住し、着物の着付けやスタイリストとして活動している。辻谷さんは「友人や知人に着物や着物に付ける小物などを作る作家が多く、一堂に集めたイベントを熱海でできればと思い、企画した」と話す。熱海では近年、アート関連イベントの開催や、美術館の新設、作家の作品が展示された宿泊施設の開業など、アートで観光や町を盛り上げる取り組みが活発になっている。
辻谷さんは「これまでも着物で町歩きするイベントは5回ほど開催してきた。好評なので続けていきたい。『着物の日』として熱海で定着していけたら」と意欲を見せる。
開催時間は10時30分~17時30分(最終日は16時まで)。入場無料。5月6日まで。