干物の魅力を再発見するイベント「3時のヒモノ」が9月1日、リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」(熱海市水口町)で始まった。
今回で3回目となる同イベント。同ホテル最上階の「ソラノビーチ Books&Cafe」に干物をモチーフにデザインしたグッズをしつらえ、写真撮影とともに新しい干物の食べ方を楽しむことができる。同館広報の安藤有紀さんは「今回で3回目のイベントだが、さらにパワーアップした企画となっている。今回初めて干物のアソートボックスを販売する。干物を生かしたアペタイザーを通して、干物の新しい魅力を存分に感じてもらえれば」と話す。
店内は、干物をデザインしたクッションやサーフボード、テーブル、干物を干す網をイメージしたという「干物ベッド」などが並び、フォトスポットとして写真撮影をすることができる。
同イベント期間中の15時~17時には、店内でスティックタイプの干物の食べ比べと「ヒモノアソートBOX」を提供する。食べ比べは味付けによって「クラシック干物」と「アップデート干物」を用意。塩やみりんなど伝統的な味付けのクラシック干物に対しアップデート干物は、「金目鯛ハーブ&ガーリック」「銀鮭(さけ)ハラス&チョリソー」など干物の新しい食べ方を提案している。
価格は、干物2種食べ比べセット=1,000円、単品=500円~。熱海の海や街を眺めながら、テラス席に設置した七輪を使い自分で干物を焼いて食べることができる。
「ヒモノアソートBOX」(5,500円)は、「金目鯛バーガー」「サバキッシュ」など干物を生かして作ったアペタイザーに、一口サイズの干物と抹茶ソルトやペッパーなどの調味料、干物デザインのティーバッグをセットする。紅茶には、干物との相性で選んだというオリジナルブレンド「ブルーオーシャンハーブティー」も用意した。1日3箱限定で、利用3日前の17時まで予約を受け付ける。
安藤さんは「干物をこれまでとは違う角度で味わうことや体験してもらうことで、若い人にも干物に親しみを持ってほしい。イベントが熱海市内の干物店での土産物の購入にもつながれば」と期待を込める。
利用は宿泊者のみ。11月30日まで。