熱海と伊東の経営者らで構成する「熱海・伊東ビジネス塾」が9月23日、温泉宿「古屋旅館」(熱海市東海岸町)の内田宗一郎社長を講師に迎え、オンラインイベントを開催する。
熱海・伊東の経営者や起業予定者を対象に20~40代の地元経営者らが今年4月に立ち上げた同コミュニティー。新しい事業を生み出す地元の若手経営者の育成、投資家や起業家との人脈構築を目的に結成し、5月にはキックオフセミナーを開いた。その後、伊豆山の土石流災害の発生や緊急事態宣言の発出を受けて対面イベントを見合わせていた。
今回の経営セミナーはオンラインで行う。「コロナ禍で勝ち抜くビジネスの極意とは」をテーマに掲げ、医療機関レベルの空間清浄装置の設置や従業員の働き方改善など積極的な旅館改革を推進する内田さんの取り組みを取り上げる。
熱海・伊東ビジネス塾のメンバーの一人で、旅館業を営む渡邉慎太郎さんは「内田さんは老舗温泉旅館の17代目でありながら、新会社でスイーツ店を開業し、瞬く間に熱海の定番スポットに仕立てた。どのような戦略やビジョンを持っているか、セミナーの中で迫っていきたい」と話す。「10月以降も、普段なかなか直接話を聞くことができない経営者を招いたイベントや勉強会を開いていく予定」とも。
開催は19時~。参加無料。申し込みは「熱海・伊東ビジネス塾」フェイスブックページの登録フォームで受け付ける。