熱海芸妓(げいぎ)公式キャラクター「熱海 まめっこ」の着ぐるみが10月30日・31日、親水公園イベント広場(熱海市渚町)で開かれた「がんばれ熱海!おさかなフェスタ」でお披露目された。
デビュー初日となった30日は、会場に「まめっこ」が姿を現わすと、おさかなフェスタの来場者らに拍手で迎えられた。熱海温泉ホテル旅館協同組合の公式キャラクター「あつお」との初共演も果たした。「まめっこ」は芸妓の妖精という設定。デザインの随所には熱海を象徴する梅の花や温泉マークをあしらう。熱海の芸妓文化を全国に発信する役割を期待されている。
熱海芸妓置屋連合組合は昨年12月から今年1月にかけて愛称を募集。全国から500件の応募が寄せられた。2月に愛称を「熱海 まめっこ」と発表し、キャラクターグッズやLINEスタンプの販売がスタートしていた。
一方で熱海芸妓見番歌舞練場(中央町)で毎週末に披露されてきた「湯めまちをどり 華の舞」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月から休演。緊急事態宣言が解除されたため、11月6日から公演の再開が発表されている。
熱海芸妓置屋連合組合の刀禰努さんは「やっと『まめっこ』を皆さんの前にお披露目することができてうれしい。『まめっこ』とともに熱海を盛り上げていきたい」と話す。華の舞の再開に当たっては、「7カ月の休演は本当に長かった。新しい演目も加わっているので、また見に来て楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。稽古を積んだ着ぐるみの「まめっこ」が踊る舞台も予定しているという。
華の舞は11時開演。鑑賞料は大人1,800円。