「第4回熱海怪獣映画祭」が11月21日、国際観光専門学校熱海校(熱海市中央町)などを会場に始まった。期間中、熱海の街が怪獣一色に染まる。
初日は映画上映やトークショー、「熱海怪獣市場」と題した怪獣クリエーターらの作品販売などを行った。
4Kデジタル復元版で上映した映画「ガメラ3邪神<イリス>覚醒」(1999年)の後のトークショーには、監督・金子修介さん、特技監督・樋口真嗣さん、脚本家・伊藤和典さんが登壇し、詰め掛けた観客から大きな拍手と歓声で迎えられた。
伊藤さんの進行で、3人は撮影時のエピソードや作品のシーンを振り返るなどして熱いトークを繰り広げた。トークの中で「令和版ガメラ」製作についての話が飛び出すと、観客からは期待の声が上がった。
樋口さんは「公開から20年以上たっても見てもらえて感謝しかない。皆さんに作品が愛し続けてもらっているから」と話し、金子さんは「久しぶりに怪獣映画が自分の中に蘇って、楽しくおしゃべりができた」と笑顔で話した。
同映画祭は「熱海を怪獣の聖地に」を合言葉に、2018(平成30)年から開かれている。映画祭を主催する一般社団法人「熱海怪獣映画祭」代表理事の永田雅之さんは「全国から怪獣ファンが集まり、好調なスタートを切ることができた。『怪獣市場』など新しい企画も加わり、充実した内容で3日間の映画祭を盛り上げていきたい」と意欲を見せた。
今月23日まで。