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熱海・起雲閣近くに卵焼き専門店「ぶーちゃんのたまご焼き」 亡き父との夢を形に

「ぶーちゃんのたまご焼き」を開業した吉岡仁さん・智子さん

「ぶーちゃんのたまご焼き」を開業した吉岡仁さん・智子さん

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 卵焼き専門店「ぶーちゃんのたまご焼き」(熱海市昭和町 TEL 080-1620-0698)が11月24日、熱海の起雲閣近くにオープンした。

商品の「たまご焼き(だし巻き)」や「たまご焼きサンド」など

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 熱海出身の吉岡仁さん・智子さんが運営する同店。仁さんは10代から箱根などで料理人として修業を積み、独立前は市内のリゾートマンションのレストランで27年間、料理の腕を振るった。仁さんの父も料理人で、卵焼きが得意料理だったという。仁さんは「父は7年前に他界し、一緒に店を持つという夢は果たせなかった。父が得意だった卵焼きをたくさんの人に食べてもらいたいと思った」と振り返る。

 同店は、使う材料を静岡産や地元産にこだわる。卵は富士宮のあさぎり高原ファームから、カツオやコンブだしは網代の丸藤から、それぞれ取り寄せたものを使う。メニューは、「たまご焼き(だし巻き)」(1本=600円、半分=300円)、茶碗蒸し(230円)、山田屋豆腐店の豆腐を使った「炒(い)り豆腐」(200円)、菊香堂のパンを使った「たまご焼きサンド」(600円)など。卵焼きは季節の限定メニューも提供していく予定だという。

 「焼きたての温かいものと冷めたものとで味の違いも楽しんでほしい」と仁さん。注文で焼きたてを提供することもできると言い、電話での予約も受け付けている。

 店名の「ぶーちゃん」は、智子さんが仁さんを呼ぶ愛称だという。仁さんは「ぶーちゃんが鼻歌を歌いながら楽しく卵焼きを作っているイメージ」とほほ笑む。「たくさんの人に食べてもらい、笑顔になってもらえたら。昔食べたことがあるような懐かしい思いを提供していきたい」とも。

 営業時間は9時~18時。水曜定休。

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