熱海市内で1月8日、「第12回あたみ桜糸川桜まつり」と「第78回熱海梅園梅まつり」が同日に開幕する。
「熱海の春は、梅と桜の二刀流」をテーマに始まる同イベント。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に規模を縮小し、ライブパフォーマンスや飲食物の提供は見合わせた。今年は一部行事を除き、例年とほぼ同じ内容のイベントを計画している。
梅まつりは、3月6日までの約2カ月間、熱海梅園(熱海市梅園町)で開かれる。園内に植えられた60品種469本の梅の木が、早咲き、中咲き、遅咲きと順番に開花し、期間中来園者を楽しませる。
熱海芸妓連演芸会、剣舞、大道芸などの催しのほか、杯数限定で甘酒や梅茶の無料サービスも行う。飲食店や土産物店の出店も予定する。
桜まつりは、2月6日まで糸川遊歩道で開かれる。あたみ桜は日本で最も早咲きの桜と言われ、開花期間が1カ月以上と長く楽しめるのが特徴。糸川橋横の基準木は12月20日に開花が確認されている。1977(昭和52)年には「市の木」にも指定されている。
期間中、桜茶の無料サービス、大道芸、バンド演奏などが行われ、桜まつりを盛り上げる。16時30分から23時までライトアップも行う予定。