熱海サンビーチで1月9日、「第37回熱海サンビーチどんどん焼き」が行われた。
毎年恒例行事で、砂浜に住民らが持ち寄った正月飾りやだるまなどが高く積み上げられた。来宮神社の宮司らが神事を執り行い、町内の代表者らがあいさつ。熱海市議会議員の赤尾光一さんは「各町内会のおかげで37回続けられている。無病息災につながり、皆さんが風邪をひかず元気に過ごすことができる一年になれば」と話した。
神事に続き、宮司が「おんべ」に火をつけると徐々に燃え広がり、青い空に向かって勢いよく火柱が上がった。詰め掛けた人々からは「おー」「熱いね」などと歓声が上がった。主催者が用意した紅白餅も配布した。
おんべが焼ける間を使い、隣接するムーンテラスでは「田楽座 新春演芸ステージ」が開かれた。田楽座は、長野県伊那市を本拠地に全国各地で太鼓や踊りを披露する民俗芸能団体。当日は、花笠音頭や南京玉すだれのほか、新作の「来宮神社の由来」を披露し、集まった観客を魅了した。
どんどん焼きの会場を訪れた住民の男性は「昨年はコロナや災害で暗い年だったが、今年は明るく楽しく過ごせれば」と期待を込めて話した。