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熱海のレトロキーホルダー人気呼ぶ 月に500個販売、売り切れる商品も

熱海駅前のレストラン「フルヤ」で販売を始めたキーホルダー、店主の内田正さん(左)

熱海駅前のレストラン「フルヤ」で販売を始めたキーホルダー、店主の内田正さん(左)

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 熱海の観光プロモーション会社で「新熱海土産物店ニューアタミ」を運営する「ハツヒ」(熱海市林ガ丘町)が開発したご当地キーホルダーが現在、人気を博している。

喫茶店サンバード、ボンネットのキーホルダー

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 同社は、熱海の老舗ホテル、喫茶店、レストランなどの施設のロゴを入れた土産物を開発。各施設に卸すほか直営店「ニューアタミ」(銀座町)でも販売している。現在までに、喫茶店「BONNET(ボンネット)」、「ゆしま遊技場」のほか、昨年、休館を発表した「ホテルニューアカオ」など、熱海の歴史をつむいできた施設のTシャツ、トートバッグ、タオルなどを手掛けてきた。

 現在、人気を博しているのはキーホルダー。喫茶店「サンバード」「ボンネット」、休館した映画館「ロマンス座」、レストラン「フルヤ」のロゴをそれぞれあしらっている。開発の経緯について、同社社長の横須賀馨介さんは「ロゴを入れたTシャツなどが売れ筋だったが、より手軽なキーホルダーを作った」と話す。12月から販売を始めると、それぞれの店を訪れた人などに1カ月足らずで合わせて500個以上を販売。1週間で売り切れになったキーホルダーもあり、追加発注をかけた。

 キーホルダーについて、ハツヒと組んで同店の人気メニュー「オムライス」や店構えをデザインしたTシャツ、トートバッグを販売してきた熱海駅前のレストラン「フルヤ」の店主・内田正さんは「1個880円もするし、当初は全然売れないだろうと思っていた」と振り返る。販売を始めると、オムライスやクリームソーダなどキーホルダーにあしらった商品と一緒に写真を撮影して購入する客が多く、驚いているという。内田さんは「自分たちだけではグッズを作ろうとは思わなかった。新しいアイデアを提供してくれた横須賀さんに感謝している」と話す。

 キーホルダーのこだわりについて、横須賀さんは「一般的な『ガチャガチャ』のキーホルダーより高い品質で作っている。ロゴだけでなく、キーホルダーの形もその店の特長に合わせたものをデザインしている」と説明する。

 横須賀さんは1月5日、JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」に「ニューアタミ」のポップアップショップを開き、キーホルダーなどの販売を始めた。「友人への土産物や自分用に全種類そろえたいという人が購入し、予想以上の売れ行き。幅広い年齢層の人が買ってくれる」と手応えを示し、「今後も種類を増やしていきたい」と意気込む。

 ポップアップショップの営業時間は9時~18時。2月13日まで。

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