熱海の漬物店「岸商店」(熱海市咲見町)が1月15日、クリームサンドクッキー「サフィール踊り子~藍のきらめき~」の販売を始めた。
JR東日本が運行する「サフィール踊り子」とコラボした同商品。2年ほど前から企画し、コロナ禍や伊豆山土石流災害による発売延期を経て販売開始にこぎ着けた。漬物販売がメイン事業でありながら、20年ほど前に販売を始めた「茶プリン」がロングセラーのヒット商品という同社の橋本千乃さんは「今回は、本物の伊豆を楽しむというサフィール踊り子のコンセプトに合った土産物を作ろうと企画した。地域の味を発信する商品に仕上がった」と胸を張る。
商品のコンセプトは、「移動時間も優雅に・本物の伊豆を楽しむ」。しっとりしながらもサクッとした食感にこだわったというクッキー生地には、静岡県産のイチゴで作ったパウダー、南箱根産のバターを使うことで、地域の特産品をアピールする。
パッケージは、サフィール踊り子よりも少し明るい青色を使い、電車のイラストやイチゴのデザインをあしらった。15日に販売を始め、電車好きの人や30代~40代の女性を中心に購入があるという。
橋本さんは「地域の特産品を使うことで魅力を発信することが旅気分の盛り上がりにつながれば。バレンタインのプレゼントにも合うはず」と話す。
価格は8枚入り=1,080円。熱海駅ビル「ラスカ熱海」内の店舗、改札内「銘品館」、同社オンラインショップで販売する。