JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」に1月29日、熱海出身のアーティストが描いたフォトスポットがお目見えした。
フォトスポットを描いたのは、熱海・下多賀出身のアーティスト富岡美紀さん。同施設1階の観光案内所前の窓ガラス5枚に、熱海や伊豆で見られる桜や梅の花を咲かせた。熱海の春をテーマに「春よこいこい」と題して、ヒマラヤ桜、熱海桜、梅、河津桜、ソメイヨシノを、それぞれの花の色を忠実に再現して描いた。
29日からのフォトスポットのお披露目に先立ち、23日から28日にかけて実際に描いている姿も行き交う人に公開していた。富岡さんは「描いている最中から、観光客や知り合いに声を掛けてもらい、いろいろな人とも交流できた。自作のPRポスターには、熱海出身だからこそ知っている花見の名所も載せた。絵と共に熱海の春を楽しんでもらえれば」と話す。
熱海駅の改札前には22日から、同じく富岡さんが描いた鶴と亀の絵が熱海駅社員が作ったつり革アートと共に設置している。富岡さんは「11月に咲くヒマラヤ桜から4月のソメイヨシノまで、熱海は長い期間春を感じることができる。熱海駅の企画とも連動し、玄関口の熱海駅前から熱海の春が盛り上がっていけば」と期待を込める。
フォトスポットの設置は4月上旬まで。