「第3回 ATAMI ART VISION ROUND MEETING」が3月10日、熱海のキュレーションホテル桃山雅苑(熱海市桃山町)で開かれた。
「アートによる熱海の活性化」をテーマに、熱海のロードマップの作成に向けて熱海市在住者を集めた同イベント。地域のアートプロジェクトを支援する「アーツカウンシルしずおか」の支援を受けて、ACAO SPA & RESORTが主催した。2月から全3回にわたって開かれ、今回が3回目に当たる。
これまで、熱海市内で宿泊施設や飲食店を運営する事業者、アートやまちづくりに関わる事業者を中心に延べ70人ほどが現地とオンラインで参加。熱海の観光やまちづくりの課題、ブランディングに必要な要素、文化芸術観光都市になるためのアクションなどについて話し合った。
今回は、「これからの熱海」をテーマに企業や市民のアクションについて意見やアイデアを出し合った。参加者からは「街なかでアート作品に触れられるような地域になれば」「マネタイズの仕組みが必要」「シャッターアートなどで建物を活用したい」「住民をいかに巻き込んでいけるか」「海外の一流アーティストが児童と遊べるようなイベントを開きたい」など、さまざまな意見が集まった。
今後、ACAO SPA & RESORTの事務局で集まった意見やアイデアをロードマップに落とし込み、熱海市に提言していく予定だという。