「熱海市名誉市民 脚本家橋田寿賀子 一周忌特別展」が4月4日、起雲閣(熱海市昭和町)で始まった。主催は熱海市。
脚本家で文化勲章受章者の橋田寿賀子さんは生前、熱海市上多賀の自然郷別荘地に自宅を構え、多くの作品を執筆。昨年4月4日に死去し、10日の熱海市市政記念日に名誉市民の称号を受けていた。
一周忌を迎えるに当たり、市が橋田さんの偉業を振り返ろうと企画した。展示は、「第一章 熱海市と橋田寿賀子」「第二章 おしんを中心に」「第三章 渡る世間は鬼ばかり」「第四章 その他の脚本作品など」の4つのコーナーを展開。自筆脚本原稿、台本、蔵書、写真パネル、文学賞受賞盾など56点を展示する。橋田さんが生前に着用していた服も並べた。
開催のあいさつでは、稲田達樹副市長が斉藤栄市長のコメントを代読し、「貴重な資料を見学できるので、生前の様子を感じてもらえれば」と話した。
開館時間は9時~17時。水曜休館。観覧料は大人610円など(市民料金あり)。