熱海のゲストハウス「和み」(熱海市水口町2)が4月1日、1棟貸し切りの別館「梅」をリニューアルオープンした。
1941(昭和16)年に建てられた日本家屋を改装して、2018(平成30)年8月にオープンした同施設。周辺は旧別荘地の静かな環境で、熱海市街を一望する高台にある。日本家屋の風情と落ち着いた雰囲気を残す一方で、ゲストハウスならではのリーズナブルで気軽に使える施設という。
貸し切りの露天風呂が人気だったというが、感染防止と新たな需要を取り込もうと、改装を計画。新たに別館「梅」専用の天然温泉を使った露天風呂を設けた。本館と別館前にはバーベキュー施設も設けるなど、施設の一部をリニューアル。バーベキュー施設には、新たにバーベキューコンロやピザ窯を設置して宿泊者が利用できるようにした。
別館「梅」1階には、専用入口も設置。館内を通らず部屋に入ることができ、他の宿泊者との接触機会を減らす工夫を施した。ガレージも改装し、ツーリングやサイクリングの宿泊者向けにセキュリティーを強化したほか、メンテナンス用工具を用意した。
和室は、映像配信設備を整えたレンタルスペースにリニューアル。イベント配信やオンラインミーティングなどに利用できる。
同館の山村寿治さんは「今後はコロナで中止していた日帰り露天風呂の利用の再開も予定する。映像配信、イベント、バーベキューなど、観光客だけでなく地元の人にもさまざまなアイデアで利用してもらいたい」と期待を寄せる。