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熱海の「未来創造部ユース」プログラム始まる 環境問題に向き合う若者を育成

未来創造部が始めた「未来創造ユースチーム」の講義の様子

未来創造部が始めた「未来創造ユースチーム」の講義の様子

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 環境問題や社会課題に取り組む若手人材を育成する「未来創造ユースチーム」の学習プログラムが4月17日、熱海の未来創造部(熱海市渚町)セミナールームで始まった。

環境問題に関心がある小学生も参加

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 「未来の子どもたちにきれいで楽しい地球を残す」を合言葉に環境問題に取り組む同社。環境保護活動や書籍の執筆に携わる枝広淳子社長と熱海を拠点に海洋保全活動に取り組む光村智弘副社長を中心に活動する。

 環境問題や社会課題に関心や取り組みを始める若い世代を育成しようと設立した「未来創造ユースチーム」では、3月に参加者の募集を始めた。参加資格は29歳以下で、国内外から70人を超える応募があったといい、4月から毎月1回、6カ月にわたる講義を開く。

 1回目となる17日の講義には、海外からの参加者を含め全国の9歳から29歳が参加。オンラインで46人、熱海会場に16人が集まり、講義とワークショップに臨んだ。17日は「バックキャスティングでビジョンをつくる」をテーマに掲げ、ビジョンや目的の作り方などを学んだ。

 普段から川掃除に取り組んでいるという小学生の女の子は「いろいろ調べていると環境問題と言われていることはたくさんある。海をきれいにしないといけないと思う」と話した。大学生の女性は「不便を感じ困っている人がいる現状を知って、日本の政治に関心がある学生が増えればいい。政治に興味を持てば、社会課題に向き合う学生も増えるはず」と話した。

 ユースチーム設立の目的について、枝広社長は「世界は多くの問題に直面しているが、変えて望ましい未来をつくり出すことはできる。仲間で学び合い、切磋琢磨(せっさたくま)して変化をつくり出すことが大切。変化をつくり出す力を身に付けてほしい」と話した。

 ユースチームは今後、アウトドア企業で環境問題にも取り組むパタゴニア・インターナショナル・インク日本支社(横浜市)などの企業サポートや寄付の支援を受けて活動を進めていくという。

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