熱海市指定有形文化財「起雲閣」(熱海市昭和町)で5月1日、展覧会「彩遊季(さいゆうき)展」が始まった。
熱海市出身・在住の日本画家・坂本武典さんが教える「アトリエブデン絵画教室」が主催する同イベント。教室に通う生徒らが1年を通して制作した作品を展示する。
今回は、小学生から90代の生徒19人が制作したハガキ絵から25号の大型の作品まで、約60点を展示。日本画、水彩画、デッサンなど多彩な技法で、風景や人物、四季の花などを描いた。
生徒の作品と併せて、坂本さんが伊豆山復興を願って描いた作品「初にらみ寅図~伊豆山より初島を望む~」の原画など、坂本さんの作品4点も展示する。
公開初日となった1日は、生徒の家族や関係者、一般の来場者など多くの人が駆け付けた。坂本さんは「どの作品もセンスが光っている。コロナ禍もあり、1作1作が非常に丁寧に描かれているのが特長。涙が出るような心の美しさを感じる」と話した。
開場時間は10時~16時30分(最終日は15時まで)。入場無料。5日まで。