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熱海出身のアーティストが地元で初の個展 「なじみの場所で自分を発信」

ギャラリーで個展を開いた熱海出身のアーティスト・加藤友里江さん

ギャラリーで個展を開いた熱海出身のアーティスト・加藤友里江さん

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 熱海出身のアーティスト・加藤友里江さんの個展が6月3日、熱海市役所近くのギャラリー「ATAMI DESIGN CLUB(ADC)」(熱海市中央町)で始まった。

ギャラリーADCで展示する加藤さんの作品(関連画像5枚)

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 熱海・多賀出身の加藤さんにとって、地元熱海での個展は初めて。今年1月にオープンしたADCに立ち寄った際に、同ギャラリーオーナーでアーティストのポール・カークレンさんと知り合った。ギャラリーの雰囲気やポールさんの人柄が気に入り、意気投合して個展を開催することにした。

 加藤さんは、幼少の頃から絵を描くのが好きだったという。加藤さんの父が書店を経営していたことも影響して、漫画をまねて絵を描くなど、小学生から創作活動を始めた。高校ではデザインコースに入って基礎を学んだが、大学では語学に興味を持ち、一時は絵を描くことから離れた時期もあったという。加藤さんは「絵とは別の道を歩もうとしたが、やはり物足りなさを感じ、24歳の頃にもう一度絵を描き始めた」と振り返る。

 2017(平成29)年に、初めての個展を小田原市で開いた。その後もグループ展などを開きながら創作活動を続けてきた。

 熱海での初めての個展を開くに当たり、加藤さんは「まさか自分の絵を熱海で披露することになるとは驚きだが、昔からなじみの熱海なので安心感がある。友人や知人、初めてお会いする人など多くの人に見てもらえたら」と話す。

 今回は、2017年から最近までの作品を展示する。加藤さんは「絵は体や意識の一部で、描いたその時の自身が投影されている。今は、自分らしく生きていける時代。絵を通して自分を発信していけたら」と話す。

 開館時間は11時~18時。土曜・日曜のみ開館し、それ以外の曜日はADCホームページから予約制で観覧を受け付ける。7月4日まで。

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