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熱海のラーメン「しゅん」が9周年 東日本大震災で仙台みその使用を決意

ラーメン「しゅん」の店主、木村俊一さん

ラーメン「しゅん」の店主、木村俊一さん

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 熱海のラーメン「しゅん」(熱海市銀座町)が12月13日で9周年を迎えた。

人気の「みそとまとらーめん」

 生まれも育ちも熱海の店主、木村俊一さんが2011(平成23)年12月13日に開業した同店。木村さんは開業前に約3年間、複数のラーメン店で修業した後、同店開業にこぎ着けた。「父が熱海ですし屋を経営していたため、飲食店にはずっと興味があった」と当時を振り返る。

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 メニューは、「みそらーめん」(950円)、「辛みそらーめん」(1,100円)、「夏季限定で提供していたメニューが人気だった」ことから通常メニューにした「みそとまとらーめん」(1,150円)など。12月から数量限定で「生姜(しょうが)しょうゆらーめん」(900円)、「生姜みそらーめん」(1,000円)を提供している。「ショウガをたっぷり使った特別なスープ。刻みショウガも入っているため、体の芯から温まってほしい」と木村さん。

 スープのみそだれは、仙台みそをベースに、地元の伊豆みそなど数種類のみそ、野菜、果物などを使ったオリジナル。木村さんは「開店した年は東日本大震災があり、父の実家がある宮城県女川町は大きな被害を受けた。少しでも復興の役に立ちたいと思い、仙台みそをメインにすることに決めた」と経緯を説明する。

 利用客は地元の人が多いという。木村さんは「席数が少ないので、ピークタイムにお客さまが入れないこともある。常連のお客さまによく利用いただいていてありがたい。新型コロナの影響がかなり大きく、正直、非常に大変な時もある。特に夜は街に人が減ってしまい、飲んだ後のお客さまが来なくなってしまった。以前は深夜まで営業していたが、現在は営業時間を繰り上げざるを得ない」と苦しい胸の内を明かす。「それでも、コロナには負けない気持ちでやっている。10周年に向けて頑張る。来店してくれる子どものお客さまが、大人になってもこの味を求めて来てくれるような店にしたい。死ぬまで続けたい。支えていただいている熱海に恩返しする気持ちで」と意気込みを見せる。

 営業時間は平日・土曜=11時30分~19時、日曜=11時30分~16時。月曜定休。