かき入れ時となるお盆休みを迎え、熱海の観光スポットやレジャー施設は多くの人でにぎわいを見せている。
熱海サンビーチ、長浜海水浴場、網代温泉海水浴場の市内3カ所の海水浴場では8月11日、家族連れや若者が浮き具などで楽しむ姿が見られた。熱海サンビーチに設置するビーチアスレチック「サンビーチウォーターパーク」は朝から多くの人が訪れて、海上のアクティビティーを楽しんだ。
8月12日は長浜海水浴場前で多賀海上花火大会、16日は網代温泉で網代温泉海上花火大会が、それぞれ開かれる。16日には長浜海水浴場で「百八体流灯祭」が開かれるほか、12日・16日は「海辺のビアガーデン」も行われる。手持ち花火の遊び場「花火広場」を設置している長浜海水浴場の浜辺には、周辺の宿泊客や住民が訪れ、笑顔で花火を楽しむ姿が見られた。
JR熱海駅からバスで約40分の十国峠にある十国峠レストハウスは11日、山頂エリアを大幅リニューアルし、展望テラス「PANORAMA TERRACE 1059」「TENGOKU CAFE」をオープンした。「山の日」の祝日ということもあり、山頂に向かうケーブルカーは利用者でにぎわった。
手荷物を抱えた観光客で混み合うJR熱海駅の前にある平和通り商店街と仲見世通り商店街にも、土産物を買い求める人であふれた。人気のスイーツ店を中心に列ができ、食べ歩きをする観光客も目立った。都内から訪れた家族連れは「昼間は海水浴を楽しんだ。夜はゆっくり旅館で温泉に入って過ごしたい」と話していた。