熱海市役所近くのレモネード専門店「Terminal-A(ターミナルエー)」(熱海市中央町)が8月22日、1周年を迎えた。
レモネードと海をイメージしたウインドーアートも(関連画像4枚)
熱海には珍しいレモネードに特化したメニューを掲げて昨年オープンした同店。静岡産無農薬レモンの自家製シロップを使ったレモネード(500円)やレモンサワー(600円)などを提供する。
オープンから1年を迎え、店長の渡辺奈優さんは「地元の住民や観光客に利用してもらい、いろいろな会話ができるようになって楽しい。当初は熱海に知り合いがいなかったが、店を通してたくさんの知り合いができ、熱海の人の温かさに触れた1年だった」と振り返る。
8月15日には、店の窓に小説「金色夜叉」の登場人物・貫一とお宮をあしらったウインドーアートを設置した。1周年に合わせて、渡辺さんが「殺風景な店を目立たせたい」と、SNSを通じてアーティストに依頼して完成させた。レモンで表現した月を背景に、お宮がレモネードを持つイラストが描かれている。渡辺さんは「レモネード屋だということが一目で分かるようになった」と太鼓判を押す。
この1年、市内で開かれたクラブイベントやマルシェに出店するなど、積極的にPR活動を進めた。「少しずつ店の認知度が上がってきた」と渡辺さん。「ゆくゆくは、熱海といえば当店をイメージしてもらえるような店にしていきたい。今後も機会があればイベントにも出店し、地元の人に愛される店になれば」と話す。
営業時間は12時~20時。火曜・水曜定休。