小規模保育所「あたみ・パンダの森ほいくえん」が来年1月、熱海市西山町にオープンを予定している。
元教員の佐野浩一さんが学園長を務める同施設。6カ月~2歳児まで最大9人を受け入れる。園長は、浩一さんの妻で保育園や幼稚園教諭の経験を持つゆかりさん。
同施設は、「ひとりひとりの個性を大切に、ありのままで、安心して穏やかに育つ」を理念に掲げ、浩一さんとゆかりさんが1年以上前から準備を進めてきた。浩一さんは「子どもの幸せのためだけにある施設にしたい。経験豊富な先生たちにより、安心して過ごせて、子どもたちが自分の力でありのままに育っていけるような場所を目指す」と話す。
「給食やおやつは自家調理にこだわり、自然農法で育てた食材を使う。環境と体に優しい取り組みとして、建物は木材を多く使い、床には天然の杉材を使う。エコ空調も取り入れ、夏は涼しく、冬は暖かい、温度に敏感な子どもも快適に過ごせるようにした」と浩一さん。「正しい姿勢を保つための椅子クッションや睡眠の質をよくするという昼寝用マットなども用意する」とも。
11月から、入園希望者対象の見学会を始めた。ゆかりさんは「自然あふれる森の中で、五感で感じ、生き生きと安心して過ごせる場所にしたい。見学会で園の様子を見てもらえれば」と呼びかける。
11月24日(15時~16時)は入園希望者対象の見学会を開く。見学予約はホームページで受け付ける。