熱海に居酒屋「ひかる屋 ひかる」(熱海市渚町)がオープンして1月15日で1カ月がたった。
仕入れ状況により金沢から取り寄せた「香箱ガニ」も提供(関連画像6枚)
金沢出身の店主・浜田光さんが開業した同店。浜田さんは、金沢で20年ほど和食の料理人として腕を振るい、その後、熱海の飲食店で働いた。地元金沢の食材と豊かな伊豆の食材を使った料理を提供したいと、海鮮料理を中心とした居酒屋の開業にこぎ着けた。
店内はカウンター7席で、沖縄居酒屋だった内装を大幅リニューアルした。カウンターの無垢(むく)の一枚板を生かすなど、和風のデザインに仕上げた。
メニューは、浜田さんが生まれ育った金沢など北陸から取り寄せた食材や伊豆近海で取れた季節の食材を使った料理を中心にそろえる。富山の郷土料理でイカスミを使った塩辛「黒作り」(500円)や福井の伝統料理「サバのへしこ」(600円)などのおつまみメニューのほか、富山名物「白海老唐揚げ」(880円)など一品メニューを用意。金沢から取り寄せた「香箱ガニ」「のど黒」など、季節や仕入れ状況によって提供する日替わりメニューもそろえる。浜田さんは「旬の食材を使い、素材の味を生かした料理を提供する。アルコール類はプレミアム生ビールや日本酒など、和食に合うものを置いている」と話す。
今後について、浜田さんは「熱海に来て、地元の人たちに良くしてもらい、温かさに触れた。恩返しの思いで、皆さまに楽しんで元気になってもらえるような店にしたい。微力ながら熱海を盛り上げていくことができれば」と話す。
営業時間は18時~翌3時。