伊豆半島にホームタウンを置くサッカークラブ「SS伊豆」の2023年シーズン公式アンバサダーに3月1日、アイドルグループ「AKB48」の元メンバーで熱海出身の島田晴香さんが就任した。
アイドルのセカンドキャリアを支援するDct代表を務める島田さん(関連画像2枚)
SS伊豆は、「伊豆半島から世界へ」を合言葉に2016(平成28)年に設立。熱海・姫の沢スポーツ広場(熱海市伊豆山)をホームグラウンドに活動し、今季から東海リーグ2部で戦う。熱海では、小学生向けサッカーアカデミーの開校や商店街の清掃活動を行うなど、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
「公式アンバサダー」は、チームを多くの人に知ってもらおうと、今季新たに設置した役職。初代アンバサダーに就任した島田さんは、AKB48のメンバーとして活躍し、2017(平成29)年にグループを卒業。現在は、実家の「熱海温泉 旅館立花」(昭和町)の若女将(おかみ)を務めながら、アイドルのセカンドキャリアを支援する「Dct」(東京都渋谷区)を経営する。2021年7月に伊豆山土石流災害が発生した際には、復興支援プロジェクトを立ち上げてクラウドファンディングで支援を募ったほか、自身も被災地に足を運んで地元のために奔走した。
今後は、SS伊豆に関する情報発信やクラブが主催するイベント参加を通し、島田さんの知名度や発信力を生かしたPR活動を進めていくという。
就任に当たり、SS伊豆のSNSを通して島田さんは、小学生の頃に全力で打ち込んだというサッカーの思い出に触れながら「地元で頑張っている人たちを応援できてうれしい。SS伊豆や伊豆地域をたくさんの人に知ってもらうことで、伊豆のために精いっぱい頑張りたい。地元の人たち、ファン・サポーター、SS伊豆を支える全ての人たちと一緒に高みを目指していきたい」と意気込みを見せた。