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熱海の「ACAO FOREST」でアート体験イベント 会期中は夜間も開園

開催中の「ACAO ART FOREST」の様子

開催中の「ACAO ART FOREST」の様子

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 自然とアートの共演を楽しんでもらう体験型プログラム「ACAO ART FOREST」が3月17日、熱海の観光庭園「ACAO FOREST(アカオフォレスト)」(熱海市上多賀)で始まった。

庭園や森を照らした作品で夜のアート散策を楽しんでもらう(関連画像9枚)

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 約20万坪の敷地内に四季折々の花やハーブが咲く13のテーマガーデンや相模灘を望めるカフェ、フォトスポットを備える同園。今回のイベントに合わせ、会期中は開園時間を20時まで延長する。

 イベントでは、同社が参画するアートプロジェクト「PROJECT ATAMI」推薦の5組のアーティストが園内各所に作品を展示。森に投影する映像作品や巨大造形物などの野外インスタレーションを鑑賞しながら夜の園内を散策してもらう。

 生命の循環をテーマに活動するアーティスト・大小島真木さんは、「山の子」と題した映像作品を園内の森に投影。音や声を加えることで森が語りかけてくるような作品に仕上げたという。特殊照明作家の市川平さんは、内側から発光しているかのような巨大造形物「バオバブ プランテーション」を展示する。Hiro Tanakaさんは、国内外で撮影した写真作品を明かりをともすアクリルキューブと園の空間を漂うフラッグで表現する。ストリート出身の画家・vugさんの作品は、海をイメージしたガードマンボックスとカラフルなゴミ箱を秘密基地のように設置するという。映像を扱う美術作家の伊阪柊さん・中村壮志さんユニット「MANTLE」は、大陸の衝突や移動のシミュレーションを使った映像インスタレーションを展開する。

 来園者に若手アーティストを支援してもらおうと、園入り口の券売所でアーティスト支援の寄付も募る。1,000円の寄付でオリジナルアーティストステッカーを進呈する。

 園内のカフェ「COEDA HOUSE(コエダハウス)」も営業時間を延長し、夜限定でフルーツやハーブを使ったアレンジドリンクを提供。広報担当者の亀井しのぶさんは「熱海では珍しい夜のイベントなので、新しい発見を期待して来園してもらえれば。今秋に再び開催するアートイベント『アタミアートグラント』の先駆けになるイベントとしても楽しんでほしい」と呼びかける。

 会期中の営業時間は9時~20時。入場料は大人3,000円など。5月7日まで。

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